中国の「歴史教科書」に対する抗議について
2005年 04月 09日
中国が先日、「日本の歴史教科書問題の本質は、日本軍国主義の侵略歴史を正確な歴史観でもって後代に教育できるかという点であり、最近展開されている日本製品不売運動など反日運動は日本が歴史問題を正確に処理していないことに対する不満が表出されたものである」と、日本政府の教科書に対する姿勢を厳しく非難しました。
ところがよく調べてみると、『新しい歴史教科書』をつくる会のシンポジウムでは、すでに何年も前からこの問題について議論が行われており、その結果が皮肉にも今回の『新しい歴史教科書』だったのです。
と言っても彼らには理解できないと思うけど・・・
◆つくる会シンポジウム 「新しい歴史像を求めて」
~私たちはどんな歴史教科書をつくるのか~
私は、内閣あるいは政府がどのような外交政策をとるかといった狭い政治の世界と、歴史教科書の世界とは、本来別のものだと考えております。
その時々の政治判断を合理化するようなかたちで歴史教科書が記されるという、そういうかたちは、成熟していない社会の教科書じゃないか。
むしろ日本のような社会においては、個々の政策判断とは独立した歴史教育の課題があるんだと考えております。歴史学というのは、その時々の価値観に拘束されないで、人間の世界には多様なことがあるんだということを学び、視野を拡大するという点が重要だと思います。
政治の世界においても、友好を深めることもあれば、やむをえず緊張・対立が続くということもある。そうした場合に、そのいずれにおいても対応できるようなある種の精神の構えをつくることが、歴史教育の課題ではないかと考えます。
もう一点、教科書に書く歴史は、日本国がどのように成り立ってきたのか、日本国と日本国民の歴史を確認する。私たちのアイデンティティを確認する。日本はこういう国柄で、こう考えてきたし、今後もこう生きていくんだということを、われわれの共通の前提として確認する。そういうことが歴史教育の課題ではないかと考えております。 (坂本多加雄)
■「反日行動にひるむな」 教科書問題 つくる会がシンポ
・・・と、思ったら! アララ?
★NYT紙「日本の教科書、韓中よりバランスが取れている」
★つくる会の記者会見(動画)
★Flash 教科書問題
ところがよく調べてみると、『新しい歴史教科書』をつくる会のシンポジウムでは、すでに何年も前からこの問題について議論が行われており、その結果が皮肉にも今回の『新しい歴史教科書』だったのです。
と言っても彼らには理解できないと思うけど・・・
◆つくる会シンポジウム 「新しい歴史像を求めて」
~私たちはどんな歴史教科書をつくるのか~
私は、内閣あるいは政府がどのような外交政策をとるかといった狭い政治の世界と、歴史教科書の世界とは、本来別のものだと考えております。
その時々の政治判断を合理化するようなかたちで歴史教科書が記されるという、そういうかたちは、成熟していない社会の教科書じゃないか。
むしろ日本のような社会においては、個々の政策判断とは独立した歴史教育の課題があるんだと考えております。歴史学というのは、その時々の価値観に拘束されないで、人間の世界には多様なことがあるんだということを学び、視野を拡大するという点が重要だと思います。
政治の世界においても、友好を深めることもあれば、やむをえず緊張・対立が続くということもある。そうした場合に、そのいずれにおいても対応できるようなある種の精神の構えをつくることが、歴史教育の課題ではないかと考えます。
もう一点、教科書に書く歴史は、日本国がどのように成り立ってきたのか、日本国と日本国民の歴史を確認する。私たちのアイデンティティを確認する。日本はこういう国柄で、こう考えてきたし、今後もこう生きていくんだということを、われわれの共通の前提として確認する。そういうことが歴史教育の課題ではないかと考えております。 (坂本多加雄)
■「反日行動にひるむな」 教科書問題 つくる会がシンポ
・・・と、思ったら! アララ?
★NYT紙「日本の教科書、韓中よりバランスが取れている」
★つくる会の記者会見(動画)
★Flash 教科書問題
by lipxlap
| 2005-04-09 05:20
| China関連