調査捕鯨で捕ったミンククジラの肉を使用。高温で竜田揚げにし、軟らかく仕上げた。肉を納入する共同船舶(東京)によると、捕獲を禁止されていない小型クジラを使ったハンバーガーはあるが、ミンククジラの肉では初めてという。
先日、IWC(国際捕鯨委員会)の総会が韓国で開催され、調査捕鯨の拡大計画を提出した日本など捕鯨支持国に欧米を中心とした反対国が一斉に反発。今回も僅差でやぶれました。
にも関わらず、水産庁の森下丈二漁業交渉官は「IWCで日本は後退していない。逆に反捕鯨国側をコーナーに追い込んでいる」と相変わらず強気の姿勢を崩していません。
ただ最近の人には日本がなぜここまで捕鯨に拘るのか理解できてないでしょう。
なんでも戦後の食糧難時代に生まれた人たちにとってクジラは貴重な動物性蛋白源で、そのころは普通に食卓に並んでいたそうですよ。
だから今でもクジラは「庶民の食べ物」なんですって。
ところが肉食を主食にしている欧米人には保護すべき「海の生き物」。そのせいか動物虐待に近い感情を持つ傾向があります。
また、捨てるところがまったくないと言われるクジラは産業としても自動車並みの経済価値があるようです。
アメリカから”経済制裁”という単語が飛び出したとこ見ると、実はこっちのほうが重要だったりして。
でもそれでは「錦ゴイはダメだけど養殖鯉なら良いよ」と言ってるようなもの。できれば人間とクジラとの調和について格調高く議論を戦わせて欲しいですね。
余談ですが、水産庁の森下丈二漁業交渉官って苦境に立たされているわりに笑顔を絶やさなくて記者達に大人気なんですって。*^-^* うふ♪
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by lipxlap
| 2005-06-26 05:48
| その他いろいろ